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    2011

03.31

太陽が沈む時、切なく甘い雫が月から堕ちる(047)


              ◆◇◆

 煌の申し出は天にも昇るほど嬉しかった。
 だが、まさか、上司に断りなく勝手に外出し、仕事をサボっていたのにも関わらず、煌の車で会社まで送ってもらっては、あまりにも悠々自適過ぎる。
 颯太は泣く泣く丁重に断って、走って会社へ戻ることにした。
 スーツを着た大人が走る姿は、あまり恰好いいものではない。
 道行く人々に奇異の目で見られてしまったが、今はそんなことは気にならない。
 それよりも、無駄に時間をつぶしてしまったことで、今日の夜遅くまで残業になってしまわないかの方が心配だった。

◆2011年4月4日更新分へ続く


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