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    2011

02.16

太陽が沈む時、切なく甘い雫が月から堕ちる(022)

「そうか、解った。じゃあ、俺はこのままここで寝る。おやすみ」
「え? なんでそこで寝るんだよ!? ちゃんとベッドで寝ろ。せっかく大きくて寝心地のいいベッドがあるんだから」
「颯太と一緒になら、ベッドで寝るさ」
 閃は同じ台詞を繰り返す。
 完全にふて腐れているようである。
 掻き口説いてくることはよくあるが、ガラにもなく拗ねてしまうなんて、今夜の閃は変だ。
 しかし、ここで折れてはいけない。
 颯太としても、常に閃の思い通りになっては堪らないという気持ちが少なからずある。
「おやすみ、閃。また明日な」
 ソファーで寝て、風邪をひこうが、首を寝違えようが、勝手にしろと言わんばかりに踵を返し、リビングルームを後にする。

◆2011年2月17日更新分へ続く


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