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    2011

07.05

太陽が沈む時、切なく甘い雫が月から堕ちる(101)

 少しの間、車内はシーンとして、そして、煌と閃が同時に声を上げて笑いだした。
「……2人とも、ひどい……」
「いや、ここで笑われるのは愛されてる証拠だから」
 煌は力を込めて言う。

◆2011年7月6日更新分へ続く


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リーマン物
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    2011

07.04

太陽が沈む時、切なく甘い雫が月から堕ちる(100)

「オ、オレは、……―――ッ」
 言い返そうとしたが、途中で言葉に詰まる。
「なんだ?」
「……いや、いい」
「何遠慮してるんだ? 言おうとしたことは最後まで言え」
 完璧に閃の口調が怒っている。
 クールを装っていても、本当は頑固で自分の意志を押し通す閃に、抵抗するだけ無駄ということを知っている颯太は、
「……オレは、誰の言葉だって真に受ける……よ」と、消え入りそうな声で答えた。

◆2011年7月5日更新分へ続く


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    2011

06.30

太陽が沈む時、切なく甘い雫が月から堕ちる(099)

「え? それはどういうことですか?」
 思わず聞き返すと、颯太はいきなり頭を殴られた。
 力は入ってなかったが、予期せぬことだったので、驚いて頭を抱えてうめく。
「うう……、何すんだよ、閃」
「いちいち兄貴の言葉を真に受けるな」

◆2011年7月4日更新分へ続く

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    2011

06.29

太陽が沈む時、切なく甘い雫が月から堕ちる(098)

「相変わらず、2人は仲がいいな」
 煌にそう言われ、颯太は少しうろたえて答える。
「な、仲がいいっていうか、……腐れ縁なだけで……」
「いや、腐れ縁ってわけじゃないだろう。……すべては閃のストーカー行為から起こっている現象なんだから」

◆2011年6月30日更新分へ続く


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    2011

06.28

太陽が沈む時、切なく甘い雫が月から堕ちる(097)

「え? オレ、変だった?」
 閃に指摘されて、颯太は慌てる。
 すると、煌が、
「閃、おまえが颯太に無言のプレッシャーをかけるからだろう。寡黙を装って気取るんじゃない」
 兄らしい鋭い指摘をする。
「あ、いえ、……オレなら、平気です。それに、閃は大抵無口だし……」
 颯太は勢いで、うっかり閃を庇ってしまった。

◆2011年6月29日更新分へ続く


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